内視鏡内科Department of Endoscopy
日本人に必要な大腸カメラ検査
大腸がんは日本で最も多いがんの一つで、早期発見・治療が重要です。大腸カメラ検査は、大腸内のポリープや腫瘍を直接視認し、生体組織を採取することができるため、大腸がんの早期発見に非常に有効です。また、遺伝や生活習慣、食生活などが大腸がんのリスクを高めることが知られており、日本人の食生活やストレスが大腸がんの発症に関与する可能性が指摘されています。このため、定期的な大腸カメラ検査が、日本人にとって大腸がんの予防・早期発見に役立ちます。
つらさに配慮、診断力と技術力、豊富な知識・経験に基づく精度の高い内視鏡検査
痛くない、つらくないの先にある、小さな病変も見逃さない診断力。国立がん研究センター中央病院で培った確かな技術力。内視鏡検査数40,000件以上の実績をもつ消化器内視鏡の専門医・指導医が、高精度な内視鏡検査を行います。
以前の検査で痛い思いをした方、検査が苦手な方、不安に感じている方には静脈麻酔(鎮静剤)を準備しておりますのでご安心ください。
胃バリウム検査、便潜血検査(大腸がん検査)で精密検査の必要がある方、また、気になる消化管症状がある方は、ご相談ください。
消化器内科Department of Gastroenterology
QOL(生活の質)に影響を与える
消化器疾患へ専門的にアプローチ
脂肪肝 (NAFLD)・肝機能障害、逆流性食道炎、胃・十二指腸潰瘍、胃腸炎、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)、過敏性腸症候群(IBS)、胆石症、胆のうポリープ、便通異常、痔などの様々な症状・疾患が対象です。必要に応じて血液検査や腹部超音波検査、内視鏡検査を実施。
正確な診断と継続的な治療が必要な消化器疾患をしっかりとサポートしていきます。
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脂肪肝について
肝臓の細胞に過剰な脂肪が溜まった状態で、成人の4人に1人が脂肪肝といわれています。主な原因は肥満や過度の飲酒、脂質異常症や糖尿病などですが、アルコールが関係しない脂肪肝もあります。肝臓は「沈黙の臓器」とよばれ病状がかなり進行するまで症状はありません。肝硬変や肝臓がんに進行する場合もあるので、定期的な検査と生活改善が必要です。
健診で肝機能に異常があるといわれた方は、腹部超音波検査を受けましょう。 -
ピロリ菌外来
胃がんの原因として知られているピロリ菌感染。ピロリ菌感染症認定医が、診断から治療までを一貫して行います。ご両親や祖父母、ご兄弟に胃がんの方がいる、もしくはピロリ菌と診断された方がいる場合、ご自身もピロリ菌に感染している可能性があります。また、除菌治療をしたけれどそのままになっているという方も内視鏡による定期的なフォローが必要です。一度ご相談ください。
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便秘外来
ストレスが多い現代社会、老若男女を問わず、人知れず便秘でお悩みの方も多いことでしょう。たかが便秘とあなどるなかれ、便秘は、生活習慣や内服薬の影響、胃腸以外の様々な病気が原因でもおこります。自己流で下剤を使用していると「薬がないと便が出ない。また効かなくなって薬を増やす」という悪循環になりかねません。まずは便秘の原因となる病気がないかを確認し、適切なお薬を選んでいきます。最近はより自然なお通じを促すあらたなお薬も出ていますので、ぜひ一度ご相談ください。毎日スッキリとした爽快な朝を迎えませんか。
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過敏性腸症候群(IBS)について
慢性的におなかの調子が悪く、膨満感や痛み、下痢や便秘などの便通異常でお困りの方はいませんか?もしかするとそれは過敏性腸症候群(IBS)かもしれません。ストレスや腸の知覚過敏が原因ともいわれており、若い世代に多い病気です。日常生活の支障となる症状を改善するようアプローチしていきます。症状の原因となる大腸の腫瘍や炎症が疑われる場合は内視鏡検査が必要です。
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潰瘍性大腸炎について
10代・20代の若い世代に多い病気ですが中高年にも発症します。主な症状は下痢、軟便、血便、腹痛などで、良くなったり悪くなったりを繰り返します。炎症を放置しておくと大腸がんのリスクが高くなることがわかっていますので、適切な診断と治療が必要です。
内科Department of Internal Medicine
身近な立場で日常の健康をサポート
高血圧、高脂血症、糖尿病、高尿酸血症、脂肪肝などの生活習慣病から、花粉症や貧血、こんな症状があるけれど、どこの診療科に行けばよいのかわからない、など気軽にご相談ください。総合内科専門医として皆様のちょっとした体の不調に応えていきます。
各種予防接種(事前のお申し込みが必要です)
- インフルエンザワクチン
- 帯状疱疹ワクチン
- MRワクチン(麻疹・風疹ワクチン)
- 肺炎球菌ワクチン
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高脂血症(中性脂肪・コレステロール)
以前は高脂血症とよばれていましたが、現在は脂質異常症といいます。心筋梗塞や狭心症、脳梗塞などのリスクが高まるため、症状がなくても生活改善・治療が必要です。若いうちは男性に多いですが、女性は更年期ごろから数値が高くなりやすいので留意しましょう。
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中性脂肪
過剰な糖質は肝臓で中性脂肪に合成され、動脈硬化、脂肪肝、皮下脂肪(肥満)をひきおこします。数値が高すぎても低すぎても良くありません。
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LDL(悪玉)コレステロール
過剰になると血管壁にコレステロールが沈着し、動脈硬化をひきおこします。この数値が高い状態が良くありません。
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HDL(善玉)コレステロール
余分なコレステロールを肝臓に持ち帰る働きがあります。HDLコレステロールが低い状態がよくありません。
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痛風(高尿酸血症)について
生活習慣の変化に伴い最近は中年だけでなく若い世代にも増えています。主な症状は関節炎(痛風発作)ですが、他にも尿路結石や腎障害、さらには心筋梗塞や狭心症、脳梗塞の危険因子として知られています。他の生活習慣病を合併しているケースが多いので、症状がなくても治療と経過観察が必要です。