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50代以上で急に増え始める「腺腫」(せんしゅ)
日本人が罹るもっとも多いがんは「大腸がん」です。
当クリニックでも大腸カメラ検査を希望する方が増えています。この4月に胃カメラと大腸カメラ検査の実績が1万件を超えました。
今回は、大腸カメラ検査について、将来がん化する可能性のあるポリープである「腺腫」の発見率を男女別・年代別で分析します。
大腸カメラ検査実績 4,187件 (2020年8月17日~2024年4月11日)
【腺腫発見率】
1位 男性 60代 89%
2位 男性 70代 80%
3位 女性 70代 72%
4位 男性 50代 63%
5位 女性 60代 59%
男女ともに50代から増え始め、高齢になるほど増加していきます。例えば40代男性の腺腫発見率は45%ですが、50代になると18ポイント上昇します。また男女別では、男性の方が腺腫発見率が高いことです。
大腸カメラ検査の最大の目的は、がん化する前の腺腫を見逃さず、これを切除することです。
大腸がんは、生活習慣、例えば食の欧米化 (赤肉、加工肉)、アルコールの過剰摂取、喫煙、糖尿病や肥満もリスクを高めると言われています。
50代以上の方は、大腸カメラ検査をご検討ください。