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潰瘍性大腸炎
2020.08.31
消化器内科
診療トピックス
おはようございます。
安倍首相の辞任表明で、にわかに知られるようになった潰瘍性大腸炎。年々患者数は増えており、症状が軽い方も併せると全国で20万人以上の患者さんがいるといわれています。
指定難病の一つで原因不明の炎症性腸疾患ですが、遺伝的要因に環境的要因 (ストレスなど) が加わることで免疫異常が生じ、本来は外敵(細菌やウイルスなど)を攻撃するはずの免疫が、自分の大腸を標的としてしまうことで炎症を引き起こすといわれています。
主な症状は「下痢、軟便、腹痛、粘血便」で、良くなったり悪くなったりを繰り返します。もともとお腹が弱いと思っている方でも、便に粘液や血液が混じるようだと要注意。
10代や20代の比較的若い世代に発症しますが、中高年でなる方もいます。炎症を放置しておくと大腸がんのリスクが高くなることがわかっていますのでしっかり治療しましょう。
当院では、難病指定医として多くの潰瘍性大腸炎の患者さんを治療してきた院長が、診断から治療までを一貫して行います。思い当たる症状のある方、治療を中断してしまっている方はぜひご相談ください。