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50代以上で急に増え始める「腺腫」(せんしゅ)

クリニックブログ

2024.06.04

日本人が罹るもっとも多いがんは「大腸がん」です。

当クリニックでも大腸カメラ検査を希望する方が増えています。この4月に胃カメラと大腸カメラ検査の実績が1万件を超えました。

今回は、大腸カメラ検査について、将来がん化する可能性のあるポリープである「腺腫」の発見率を男女別・年代別で分析します。

大腸カメラ検査実績 4,187件 (2020年8月17日~2024年4月11日)

【腺腫発見率】

1位      男性 60代    89%

2位     男性 70代    80%

3位     女性 70代    72%

4位     男性 50代    63%

5位     女性 60代    59%

男女ともに50代から増え始め、高齢になるほど増加していきます。例えば40代男性の腺腫発見率は45%ですが、50代になると18ポイント上昇します。また男女別では、男性の方が腺腫発見率が高いことです。

大腸カメラ検査の最大の目的は、がん化する前の腺腫を見逃さず、これを切除することです。

大腸がんは、生活習慣、例えば食の欧米化 (赤肉、加工肉)、アルコールの過剰摂取、喫煙、糖尿病や肥満もリスクを高めると言われています。

50代以上の方は、大腸カメラ検査をご検討ください。